イルカに乗った人事マン

人は輝くSUN社員 ~舞台裏の熱い人事メモです!

体内を循環するのに似ている「情報の価値」

コミュニケーションは、人体でいえば神経系統だから、
この感度が鈍かったり、圧迫されていると組織体として機能しないね。


コミュニケーションの本質を理解したうえで、
共通言語(経営理念や行動指針、経営方針や目標値)を定め、
その具体的な行動を明示すれば、コミュニケーションはうまくいく。

コミュニケーションは、
受け手に受け入れられて、はじめて成立する。
だから、受け手にわかる言葉で話すことが大事だと思うんです。

 【受け手の期待】

  人は期待することしか受け入れない。
  日頃から、
  部下に顧客や業績に関心を持ってもらえるように働きかけること。

 【受け手への要求】

  コミュニケーションは、
  受け手に「何かをしてもらいたい」から発するもの。
  だから、「わかってくれるだろう」などの
  あいまいさは排除すること。確実と確認がキーワード。

 【コミュニケーションと情報】

  コミュニケーションは主観的なもの。
  一方の情報は客観的であればあるほど有効になる。
  二つは別ものだが、前提となる情報を共有できなければ、
  コミュニケーションは成立しない。


そして視点を変えてみて 大切なことを再確認するといいかもです。

コニュニケーションは、そもそもインフォーマルなものであって
意図的に、コミュニケーション能力を高める研修や施策は
たいした効果は期待できないであろう。

いや、それだけに依存すると、会社や人事部の「自己満足」になってしまう場合がある。

コニュニケーションは、自然発生的に活性化するものだから、
無闇にかき混ぜながら、「もう煮えたかな」なんて、ニタついているものでもない。

大切なのことは、「コニュニケーションとインフォメーションを混同しないこと」
何を、どこで、いつに必要としている「情報」なのか、そこをとことん一致
させることが必要である。

上記にある、送り手と受け手の認識を合致させる必要がある。

そして、【情報】というものの定義付けは、はっきりとさせないといけない。
種類を分類するだけでも、いくつかあがってくる。

・データは、事実であって、私情を添えない。
・数値は、正確で多面的で集計されてないと意味が無い
・知識は、正当性があって、それは論理的であるべき
・知恵は、個人の経験を含めて、体験から得たノウハウやコツが含まれている
・感情は、できる限り飾り気のない、本音部分が伝わるといい

そうこうして、ながめていくと、気づく人は気づくであろう。
コニュニケーションを活性化するという行為そのものは
ナレッジマネジメント」の領域に、かなり重なってくるということ。

無機質の情報に、いかに人間的な体温を通わせるか
血液のように体内(組織内)を循環させる必要があるということです。

無理矢理に心臓の機能だけを高めても、動脈が硬化していたら
とんでもないことになることは予想ができます。

何を、どう加工して、どの程度の分量を、届けるようにするか
その事前準備がとても大切になってくると思っています。

詰まるところ、理屈じゃないんだよね。
「体温」なんです。
「熱っぽい血液」の流れが、絶え間なく循環しているかって、
そこのところなんです。