よく言うよね~ いつも「しかけ」って
何も、オカマちゃんの言葉ではありません。
IT系の業界では、よく使われる言葉が
「 ~する"仕掛け"が大事」とか
「 ~を実現する"仕組み"が必要」とか
とくに最初の言葉、これは用語の響きが良くないと思っています。
【仕掛け=罠(ワナ)】みたいなことを つい連想するんですよね。
相手が、こともあろうにお客さんや、クライアントのことでしょ!
それって、失礼じゃなぁ~い?(オカマちゃんぽい?)
この言葉を無意識に頻繁に使っているだけ、自己満足の域に陥りがちです。
あまりに先回りしすぎて、個人の思い込みが強く込められていると
ほとんどの場合は、期待するいい結果は望めません。
「仕掛け」を準備したら、あとはじっと待つだけという
時間の経過に任せて、放置するのですから。
ダメだったら、また次の「仕掛け」って、そんなふうなところ
どうも、定置網漁や、害獣駆除みたいなイメージが消えないのです。
まあ、もっと言うと
「営業部隊、◯◯戦略、◯◯術 契約◯本、取ってこい~」こういう
敵対心をあおる表現は、適切とは思えないですよね。
お客様第一を経営理念に掲げている会社のなかで
普通に使われているとすれば その二面性に不愉快さを感じます。
そこで、話題をもとに戻すと
「仕掛け」より、もっと大事なのは、「仕込み」だと感じます。
料理人の世界に置き換えると
いい素材を仕入れて、旬な材料を調理して、腕を凝らして
準備をしていく。
味覚や視覚、聴覚、そして匂いや、肌感もふくめて
五感をフル活動すること。
この点はビジネスにも、共通していると思います。
売り方のテクニックだけでは、いっとき業績がアップしても
長続きはしません。
マーケティングは、探すことから、創りだすことへ転化
していってます。
継続的な「仲間」として、顧客関係をつくりだすのです。
決して、その場限りの「獲物」ではありません。
くり返して、訪れてくれるリピーターであり、
愛情のある、ときにクレーマーさんに、なってくれるのです。
今回のテーマはいかがだったでしょうか。通読いただき有難うございます。