読書が好きなら・・・それでいい
幼い子供は、読み聞かせが大好き
でも、少しずつ絵本のひらがなが読めるように
なってくると
自分で声を出しながら、懸命に音読し始める
そんなに うまく読めるわけではないけれど
上手になったね・・・って 褒めると
それを うれしがって 夢中に
読み続ける
寝るときも 枕元に 好きな絵本を開いて
眠りにつくまで
じっと 肘をついて 動物たちが集まる
絵本のなかの 世界に自分も 入り込んでいる
きっと そのまま 夢のなかへ
つながっていくのだろうか
だんだん 小学校から 中学校へ進んでいくと・・・・
こうなってくるそうだ
学校の先生から そして 自分の親から
「本を読みなさい」と 一方的に命令されると
どうも 素直になれない
あくまで 本を読むことは
自主的な行動であって みずからそうしたくって
そうしている行為
他人から 指図されて 素直にできるもんでは
無いことだと思う
そう、「親に感謝しなさい」「動物を愛しなさい」
「夢を持ちなさい」・・・などと 押し付ける表現に通じる
肩の力を抜いて 自然体で 本を手に取り
自分で その本を買ってきて
読書をすることができる
もっと ゆとりをもって 自由に 開放されたなかで
書物との出会いがあれば とても楽しいものなんだ
読書の自由 十か条
読まない自由
飛ばし読みする自由
最後まで読まない自由
読み返す自由
手当たり次第に雑食する自由
小説の世界と現実を錯覚する自由
どこでも読んでいい自由
拾い読みをする自由
声を出して読む自由
黙って妄想する自由
読書の秋っていうけれど
四季を問わず 年中 読書を
続けていくことに 無駄はない
何も かたくとらえる必要は 無いらしい