熱い交渉・・・
不動産の市場はこの東京都心部では・・・だいぶオーナー様には
厳しくなっているという情報を聞いている。
大手デベロッパーも、震災前に建造計画を立てていた
高層オフィスビル、大手町地域開発PJTなどが・・・
この2年間くらいで、竣工(完成)予定が折り重なってくる。
したがって、来年いっぱいくらい迄には
新規テナントの獲得を前倒しにもっていかないと厳しいと
先延ばしを 制止するには・・・・
家賃の坪単価を下げる
段階式で、初年度も下げて イニシャルコストを低めに
そして、大胆なフリーレント期間の設定
通常は3ヶ月から6ヶ月が限界とされているが
それ以上の8ヶ月や10ヶ月という・・・ところも陰の噂にある。。
そして、何よりも既存テナントの更新時期が訪れると
そこで、双方の家賃見直しが・・・争点となる。
明らかに借りて「有利」・・・同等物件、立地、格付けなどから
オフィスビルの家賃相場の情報を一気に集めてみる・・・
すると 驚くべきことが 明確になってくる。
現行の家賃が、いかに高い設定になっているのか?
仮に、新規テナントが入居する場合の この◯◯ビルの
家賃はいくらんだろうと・・・・それも、外部の不動産業者に
値踏みしてもらうと、ていねいに教えてくれます。(無料で)
さあさあ、そこで坪単価にして、5000円以上の差異があったら
ぜひ「減額交渉」に強気でのぞんでいいでしょう。
もちろん、更新期日の6ヶ月以前が、賃貸契約書の取り決めになって
いる場合が多いので、そこは要チェックを!
仮に試算すると・・・コスト削減として
フロア面積が200坪なら 月額で100万円 年間で1200万円
300坪なら 150万円 1800万円
400坪なら 200万円 2400万円
つまり、不動産賃貸で、基本2年契約であれば
400坪フロアで その2年間で、なんと4800万円も
原価ゼロの 純利益が上がることを保障されるってことです。
これって、スゴイどころか、恐ろしいくらいの効果ですね。
いくら営業部隊が 商品売上に駆けまわっても・・・
利益率20%の商品だとしたら、その5倍の売上高を達成しないといけない
わけです。
2400万円の年間利益のためには、1億2000万円の販売を
達成させないといけないわけです。
管理部門は コストセンターと呼ばれることがありますが。。。
この家賃の減額交渉については、ものすごい 「スーパー営業マン」に
変身することが可能です。
2年に一度の 華の祭典~スーパースターの活躍の舞台です。
事前に、インセンティブ交渉を、我社の社長にしておいて、それを握ってから
目標額の 家賃の減額交渉に挑むのもいいでしょう。
まるで、これは「減額アスリート」という スポーツ競技かもしれません。
現在のビル管理会社との 心理作戦 数値の駆け引き・・・時間かせぎなど
なかなか スリリングでおもしろい展開になります。
信頼のおける、不動産仲介業者のやり手の営業マン(ウーマン)に
アシストしてもらうと、鬼に金棒です。
今後において、ビル残留になったとしても、いずれ移転するときには
その恩義というか 義理でつながり合えることを、
かなり企業秘密的な コスト数値を共有したことで
仲介業者様なりに メリットはあるのだと思えます。
では、今回はこのへんで・・・ 総務担当の顔がちらり。