入り口と 出口の関係・・・?
ちょうど、今夜のTV番組(たけしと安住さん)で、報道されていたが
大学入試センター試験の初日で、携帯電話の電源OFFを義務付けた・・・・という話題。
それと同時に、大学入学者の多くは、この時期すでに「入学試験・選考」は終了していると。
一般入試以外の、「推薦入試、さらにOA入試*」として・・・・
国立大学で約15%は、私立大学で50%以上は、受験は終了していると見込まれています。
早くは、1990年に、慶応大学で試行的に開始されたことに始まり、
過去10年ほど前から、かなり普及が拡大した大学の入試選抜方式があります。
世間の印象としては、「一芸入試」という言葉が聞き慣れているかもしれないです。
[語句の意味]
AO入試(エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)とは、
出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と
照らし合わせて合否を決める入試方法である。A.O.(Admissions Office)とは「入学管理局」の意味。
これって、どんな理屈なのか はなはだ疑問です?
単純な疑問が湧いてくるといより、「わが大学への囲い込み作戦」ではないかと想像できます。
「無試験入学」もっと表現を変えれば「テクニカルファール入学」とも言いたくなる。
在学高校の推薦が不要で、あくまで自己推薦で応募ができるわけですから。
その結果、あの早稲田大学の政経学部においても、一般入試を経由して入学した学生は
学部生のうち、4割を切っているという事実があるのです。
現在の大学卒業後の就職浪人130万人という現状に
どこか、「入り口と出口」での因果関係があると推測しても、的外れではないでしょう。
これら「第三の入学組」の学生たちの知力は・・・・全員ではないが、新聞の漢字が読めないとか。
大学入学直後の 英語の授業では、テキストに載っている中学レベルの英単語が読めないとか。
まるで、受験勉強どころか 中学高校の普通の勉強もサボってきたとしか
思えない「偽装大学生」が、何人も分散しているという実例が増えてきたそうです。
まともに、受験勉強をしてきた学生は いきなり面食らってしまうことになります。
(もちろん、学習力の低い大学生は、GWを過ぎたころには、授業にはまとも出席せず
アルバイトやサークル活動に夢中になっていく傾向が強い)
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「採用側は大学名だけでなく、中高大のヒストリーを見るようになってきています。
付属高出身はもちろん、開成、麻布、桜蔭などの名門高校出身者も警戒されつつある。
彼らは企業に入った時に上司と融和できるのかという問題を抱えている。
また、東京の私立出身の学生は受験勉強もマニュアル的にやるので、どこかナメているところがあるんです。
いま、企業が最も欲しがる人材は、公立中学~地方の名門公立校~一流大学という
経歴の学生です。
さまざまなレベルの子が集まる公立中学で勉強を続けることは、タフでないとできませんから」
引用 >法政大学理工学部・川成洋(かわなりよう)教授
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今後は、大学経営の困難さから、日本の大学生のメンタリティや学力、社会適応力を
低次元に引き下げるような、受験方式は大きく改善されるべき時期がきています。
このAO入試は、いまは廃止縮小方向にあるようですが、それも文科省の規制には
かからないので、大学独自の判断に任せらているという状況です。
これだけ、民間企業の倒産や破綻は相次ぐのに、学校法人はまだまだ優遇されている
のではないでしょうか?
それが ひ弱な若者たちを「産出する場所」だったら本末転倒としか言えません。
すでに、定員枠にも、受験生が満たない大学は、それほど魅力のある大学教育を提供できていない
教育サービスの質が、世間に受け入れられていないことを自覚して、
根本的な部分から、方針転換が迫られているのではないでしょうか。