イルカに乗った人事マン

人は輝くSUN社員 ~舞台裏の熱い人事メモです!

教育のゲンバ

日曜日の晴れ渡った朝に、Google検索ランキングを流し読みしていると
こういう報道ニュースに 目にとまりました。

俳優の佐藤浩市さんが客員教授に - MSN産経ニュース

佐藤浩市、大学教授に就任…武士道の「情熱」学生に伝える:芸能:スポーツ報知

幕末の志士の心理と現代の若者気質を比較分析するのでしょうか。
勇気づけ、励まして、この閉塞感のある現代に希望を与えてほしいですね。

さてと、そこで・・・「他の報道記事では、大学教授に就任」と表現されていたり?
1年に、わずか1回だけの講義ですよね。。そんな大げさな!って印象です。

大学内の教授の階層や名称って、いつからこんなに増えたのでしょうか。

かつては、教授がいて、次に助教授が、たまに講師が来て・・・その程度でした。
調べてみると、いろいろと出てくるものですね。



・名誉教授・教授・准教授・助教・助手・講師

・客員教授・客員准教授・客員講師・客員研究員・名誉客員教授・・・。

客員教授は、大学や研究所などの学術機関に一定期間、非常勤の教員として招聘するに際して、
教授の職位の者を迎える場合に付与される職位・称号である。

客員教授の採用基準や任期、処遇や給与に関しては、各大学機関、研究機関、教授会によって異なり、
一貫した法令等は存在しない。

またこれにより、学位がなくても任じることが出来る(通常は最低でも修士号を要する)。

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こうしてみると、一貫共通した、名称や採用基準、処遇はすべて、各大学の任意に
委ねてあるということですね。

昨今の、地方自治体の大学誘致策や補助金制度、大学名の改称、「女子大」名称の解消、
根拠なき「グローバル時代」のイメージ引用など
就職率が高いことを連想させるような、数値データのトリック・・・・


大学経営するビジネスは、新入学生の集客に躍起となり、ますます淘汰される時代。
どの大学も、本業だけだは、経営状況が厳しくなっている背景が現実のようです。

それらの深刻な事態が影響しているのだろうかと、こららの著名人招聘の
施策に大学側の裏事情を垣間見た印象があります。


PS,日曜日の朝から、勢い余って、個人の意見を書きました。
  これら特定の大学を指すものでは、なくあくまで日本の大学を総体的に
  とらえた印象を私的感情で書いたまでです。ご了承のほどを・・・