美的経営の在り方
「グローバル経営」と声高に呼ばれる昨今において、今いちど
この日本の経営特性を見直す必要があるように思う。
いわゆる日本の高度経済成長期を支えてきた3つの柱とは
違うものを提起してみることとする。
まずは、現代において経営課題とされている事例は
・「ガラパゴス」化
・「勝つ」意識の希薄さ
・過去や前例への執着性
・スピード感?(速さと早さ)
・リーダーシップ?(自ら率先すること)
・受身/指示待ち/寡黙
ここに、「日本の美的経営思想」をいくつか並べてみる。
- 極め、際立ち、余白、細部へのこだわり
- 勝ち負けよりも、善悪、質の重視
- 現場のウィズダム
- 正確、高性能、美・清潔
- 和の力、共鳴、惻隠の情、相互扶助
- フォローシップ、チームワーク
- 謙虚、謙譲
- 逆境でのしぶとさ
■日本的企業ポリシーの例
浮利を追わず~住友グループ
処事光明~三菱商事
よい仕事~三井物産
人間尊重3つの喜び(買/売/創)~ホンダ
敬天愛人~京セラ
共生~キヤノン
ここで、また話題の起点に戻すとして
「グローバル人材マネジメント」の課題として、直面している問題がある。
- グローバルに通用する人材が不足している
- 人材がいても活用できていない
- 現行システムや社内慣例が効果的なマネジメントを阻害している
【グローバルリーダー】とは?
- グローバルな視点から判断し決断を下す(決断とは決めて断ち切ること)
- 変革の推進 vs 継続性の重視
- Vison,Communication,Executionのグローバル展開
- Domain Expertise & System Thinking
- Great Leaner ... 向上心。世界中どこからでも学ぶ意欲
- リーダーを育てるのは、リーダーの責務
- 最適なタレントの発掘、育成、活用
◆ダイバーシティの推進=創造と活力の源
◆Meritocrasy vs Seniority
=グローバルマネジメントとは?・・・意義の一貫性
”グローバル化”とは
> 徹底した【らしさ】の追及 ...WAY ...ISM
>強さ、成功モデルの「押し付け」 vs 郷に入っては郷に従え
”グローバル”人材とは
>歩く【らしさ】...WAY ...ISMを体現するRole Modelたらん
>自社におけるグローバル人材の育成
>社内でリーダーを育成する土壌
日本におけるグローバル人材の育成
>志/軸、見識/Astro View
「これいいね!」って、皆がうなずける成功モデル
共通の戦略
共通のリーダーシップ
共通のバリュー
共通のプロセス/メカニズム
共通の評価尺度
それらが、どんな環境下においても
地域を越えた 戦略的一貫性となり得るはずです。
つまるところ、グローバル化とは、本来の日本的経営を
再認識して、それを具現化することで、基盤づくりは
できてしまうと言えるのではないでしょうか。